
● OIII (オー・スリー) フィルター
テレビューのオー・スリー フィルターは、平面研磨されたBK-7基板に誘電体多層膜コートを施した高精度フィルターです。焦点位置から離れたダイヤゴナルのバレル端への装着や、高倍率での観察においても平面性依存のアスが発生しません。また、長波長域をカットしてあるため、輝星に赤色のにじみが発生しないこともあって、シャープな星像を実現しています。すべてのフィルターは性能を保証するため全品光学的なチェックを行い、個別のシリアル番号を刻し、100%の品質管理を実施しています。
オー・スリー フィルターは、496nmおよび501nmの二重に電離したOIII線(星雲線)を中心透過波長にして、その半値幅は約11〜13nm。OIII線はほとんどの発光星雲が強く放射する輝線です。それを反映して幅広く発光星雲に効果が認められます。その効果の及ぶ対象は、惑星状星雲のすべて、散光星雲のほとんど、と言って誤りではありません。光害地での観望にも最適です。都市郊外でもこのフィルターを使えば、遠い観測地まで出かけて“ノーフィルター”で観望する意味がないくらいです。もちろん、暗い観測地で使えば“劇的”という表現がぴったりの効果が期待できます。中・大口径機にオー・スリー フィルターを併用すると、銀塩写真以上に微細構造が観察できる対象が多くあります。たとえば、口径30cmクラス以上の望遠鏡で見るはくちょう座の網状星雲の“あばら骨”のようなフィラメント構造の迫力は筆舌に尽くせません。観察者の瞳孔径が充分に拡大できる暗い観測地では、小口径であってもフィルター効果は顕著ですが、瞳径を拡大できる条件でないと、フィルター効果を引き出すことができません。都市部あるいは近郊地など、街灯やネオンなどの光に満ちた環境で充分なフィルター効果を引き出す秘訣は、瞳に入る外光を遮断する暗い観望環境を作ることです。たとえば、暗幕を頭からかぶってアイピースを覗くことです。笑い話ではなく、そのくらいしないと光害地ではフィルター効果を引き出せないと覚悟してください。
* 透過波長域がきわめて狭いので、光害地で観望しても視野背景が非常に暗くなります。一見視野絞りが見えないことさえあります。この暗さに目をなじませることでフィルター効果を引き出すのです。周辺環境を暗くすることは、フィルター面への逆入射光を防ぐ意味からも重要なポイントです。
観望対象:
オー・スリー フィルターは、惑星状星雲専用のフィルターであると考えられてきました。しかし、実際に観察テストを重ねてみますと、散光星雲を含めた非常に広範な対象に大きな効果があることが判りました。「発光星雲全般の観測に最も効果のあるネビュラ フィルター」です。
特に都市部や近郊の光害地では、どのフィルターをもしのぐ効果を発揮します。もちろん、無光害地で オー・スリー フィルターを使って観測する発光星雲の詳細は、銀塩写真を上回るイメージを体験できます。大口径になるほど星雲対象の詳細が高いコントラストで観測できますが、小口径でも充分なフィルター効果を得ることができます。
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OIIIフィルター
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特 価
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12,600円(1 1/4インチ用) |
| 23,100円(2インチ用) |
● ネビュスター フィルター
ナローバンドフィルターの典型として、発光星雲対象全般に広く効果を発揮します。その効果は、対光害用のブロードバンドフィルターしか使用経験のない方が初めて使って"目から鱗"的な印象を受ける程のものです。ノーフィルターで対象が見えない条件であっても「フィルター効果」で視野に浮かび上がらせることさえできます。バラ星雲しかり、ペリカン星雲しかり。もちろん、これらは抜群の条件下ではノー・フィルターでも容易に確認できる対象ではありますが、空の条件の悪化と引き替えに強力なフィルターが観望を可能にしています。ドブソニアンをはじめとするF値の明るい望遠鏡や、2インチ径の広視界アイピースの普及した現在、こうした強力なネビュラフィルターを活用できる条件が整っていると申せます。
観望対象:
最も汎用性の高いネビュラ フィルターです。エイチ・ベータとオー・スリーの両方の波長を統合した透過特性を持っています。半値幅は 24nm程とやや広がっていますので、発光星雲と同一視野に見える恒星数が、前出のオー・スリー フィルターより多くなります。対象自体のコントラストは、オー・スリー フィルターと比較してはっきり劣りますが、「ネビュ(ネビュラ=星雲)スター(=星)」の名のとおり、背景の恒星を含めた視野バランスのとれた見え方と言えます。なお、透過波長域にエイチ・ベータ線が含まれますが、その効果的な観望対象(馬頭星雲など)には、効果は期待できません。
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ネビュスター フィルター
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特 価
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12,600円(1 1/4インチ用) |
| 23,100円(2インチ用) |

火星フィルター (1 1/4インチアイピース用)
火星表面の模様をよりハイ・コントラストに観察するための眼視用フィルターです。タイプA、タイプBの2種類を用意しました。1 1/4インチアイピースのバレル先端にネジ込んで使います。
テレビュー火星フィルターの素材には、高倍率による観測でも像劣化の少ない均一性の高いBK7を採用。各フィルター面は安定した硬質のイオンビーム成膜コートが施されているため、温度や湿度の影響を被りません。透過率が高く、不要な波長をブロックする誘電体フィルターは、従来の色素フィルターと比較にならない圧倒的な高コントラストを実現しています。
タイプA
緑と赤以外の波長を遮断するデュアルコートフィルター。火星の自然な色を損なうことなく、詳細を引き立たせます。違和感なくコントラストを高めたい方向きです。火星表面の色彩が濃く見えます。
タイプB
コダック社ラッテン#21Aフィルターのバンド幅に沿って設計。表面模様を浮き立たせます。極冠の色合いがいくぶん変わりますが、ラッテンフィルターほどではありません。タイプAよりはるかに高いコントラストが得られます。
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火星フィルタータイプA・B
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特価
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16,800円(1 1/4インチ用) |

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ネビュラフィルターのお手入れについて
2006年2月記:
現在テレビュー・ジャパンで取り扱っているフィルターは、ガラス基盤表面に直接蒸着することで干渉膜を形成させた製品です。ハードコートではありますが、その取り扱いによってはフィルター性能を劣化させてしまう場合もあり、清掃が必要な場合、とくに注意深く行わなければなりません。
清掃が必要な場合: 清掃が必要か否かは個人の判断による面が大きいと言えます。汚染に神経質すぎたり、無頓着すぎるのも考えものですが、ここでは、あえて「やや無頓着でいてください」と申し上げます。多少の埃や汚染ではフィルター性能に影響を与えることはありません。ほとんどの場合、ブロアで表面のダストを吹き飛ばすだけで充分です。ただし、以下に示す状態の場合、清掃することをおすすめします。
・顕著な指紋や液だれ痕などが付着している場合
→ 油脂など有機物の付着がカビの発生を誘発することがあります。
・ブロアで除去できないドロ汚れなどが付着している場合
→ 鉱物質の微粒子がフィルター面を傷つけることがあります。
・長年の使用で表面の光沢が鈍くなっている場合
→ 積年の汚染。定期的な清掃の基準サイクルです。
以下、米国ルミコン社が「ディープスカイ」フィルターの最適な清掃方法について詳述したテキストを引用します。バンドメイトフィルターの清掃を行う際の参考にしてください。要は、如何なる場合でも「乾拭き(からぶき)」は絶対に行わないことです。
1) まず、手をきれいに洗います。
2) フィルター表面に付いている砂やホコリをブロアや圧縮エアーで慎重に吹き飛ばします。
3) フィルターの"押さえリング"にある切欠きを精密ドライバーで廻し、フィルターエレメントをフィルター枠から取り出します。
4) ティッシュペーパー(無臭性のもの、また液体などの添加物が含まれていないもの)を二つ折りにして 3)で取り出したフィルターをつかみます。
5) クリーニング液にはメタノール(メチルアルコール)を使います。容器のキャップを利用して少量だけ取り出します。メタノール以外のクリーニング液(水、液体洗剤など)は使わないで下さい。
6) 小さめに折りたたんだティッシュ片を持ち、その半分にごく少量のメタノールをしみ込ませます。ティッシュの湿った部分でフィルター表面をゆっくりと一度だけ拭います。決して力を加えないように。そうすることで、フィルター表面を傷つけることなく、ブロアでは除去できなかった特定の物質を取り除くことができます。
7) 新しいティッシュに持ち替え、6)を必要に応じて繰り返します。有機化合物除去には、フィルター面に付着したメタノールの残留水分と併せて必要ならば息を吹きかけて「くもり」を利用して拭き取ることもできます。その際、フィルター面に唾が飛ばないよう充分気をつけてください、沈着して乾いた炭酸カルシウム(唾液に含まれる)を取り除こうとすると、必ずフィルター(蒸着)面にダメージを与えてしまいます。
8)フィルターエレメントを慎重にフィルター枠に戻します。3)の工程を逆に行います。
なお、テレビュー・ジャパンではフィルターの清掃を有償で承っております。
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