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テレビュー102i ユーザーレポート

「よい望遠鏡を、よく使うために」

レポート:神戸市 吉田 陽一(Youichi Yoshida koube-Shi,hyougo-Ken)

 





2004年11月に購入した、テレビュー102iについてレポートします。システムは、102iに松本式正立ミラーEMS-M、ビノビュー、ナグラータイプ6 13mmと7mmです。気楽に星見を楽しみたいので、市街地ですが庭先での観望をメインに考えました。また、以前マンションに住んでいた際によく使用していた、キャノン防振双眼鏡15*50ISの使い勝手の良さを102iにも求めて、設置撤収の迅速さも大切に考えました。



■鏡筒部

 定評のあるレンズ並びに徹底した鏡筒内部の迷光処理のため、口径を越えた見え味です。特に冬場、ノーフィルターで見たM42は圧巻でした。高いコントラストで、写真で見るのと同じM42の姿が浮かびあがりました。また、両目で見ることができるため、1つの対象を数分間見ても苦になりません。月は、宇宙船から眺めているような錯角に落ち入ります。ファーストライトの時、月を見ていた娘が「こんなに見えてもいいの」と驚いていたのが印象的でした。「とにかくもっと、大口径を!」という思いが、最近本当に少なくなりました。スタービームも、とても快適です。

 ただ、このシステムですと、接眼部に1.4Kgの重量が27cmほど突き出ることになります。短い鏡筒ですので、傾ける向きにより大きくバランスが崩れます。いちいち鏡筒バンドをゆるめてバランスを取り直すのは面倒です。そこで、写真のようなウエイトを取り付けました。これにより、どの向きでもほぼバランスが取れるようになりました。現在は、ウエイトを2個(1Kg)付けています。









■架台部

 F2経緯台に、マンフロット357のスライディングプレートを取り付け、使用しています。F2経緯台のベ−ス部分に4ケ所卓上ボール盤で穴を開け、スライディングプレートのベ−ス部分を固定しました。
 鏡筒バンドには、改造なしでプレート部分が付きます。強度も十分で、ワンタッチで取り付け取り外しができます。落下防止用のセフティーロックもあり、安心できます。ただ、このアダプターを使用することにより、鏡筒の取り付け位置が以前よりも高くなり、バランスの崩れに対して敏感になりました。現在は、F2経緯台のトルク調整ノブを若干きつめにしめて、バランスをとっています。








■ポ−ル部

 気楽に星を見るため、鏡筒部分以外はデッキに置いています。デッキの振動が伝わらないように、基礎も分けています。ポールと架台の間には、ビクセンの雲台アダプターを入れています。鏡筒保管部分から歩いて5・6歩でポールまで行けるので、星見がぐっと楽になりました。ただ、現在は蚊の襲撃にあいますので、蚊取り線香を焚きながらの、煙たい星見になっています。

 以上が、私の選択した102iのシステムです。改造費用を含めて75万円ほどの出費になりましたが、私の目が見える限り楽しめますし、「もっとよく見える物を」という慢性的な欲求不満からも開放されましたので、たいへん満足しています。暗い空に持って行くことも簡単にできますので、これからの活用が楽しみです。