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F2経緯台


VelbonMARK-7三脚に、アダプターを介してF2経緯台を組み合わせ、プロントを搭載している。
水平、垂直軸のフリクションを適度に設定しておけば、まさにフリーストップ。低倍率広視野から高倍率狭視野まで、指一本で快適な観望ができる。リバウンドもなく、カメラ雲台を使っていたときの「ぎこちなさ」が嘘のよう。プロントも、F2と組み合わせてはじめて「良い望遠鏡とはよく使う望遠鏡」というナグラー氏の言葉に合致してきたようだ。
さっそくヘール・ボップ彗星の観察にも活躍している。


神奈川県秦野市 佃 安彦(Yasuhiko Tsukuda,Hadano-shi,Kanagawa)




現在、Bj-100RBF双眼鏡+F2Bino(エンコーダー&スカイツアー付)を、マンフロットの6角プレートアダプターを介してスリック プロフェッショナルデザインU三脚に搭載したシステムを使用しています。

私の観望セット(機材)への望みは、

  1. 素早く、容易に機材のセットができる
  2. 天体が素早く容易に導入でき
  3. シャープなクリアーな像がみれる

ことです。

3)はBj-100RBFで可能でしたが、今回のF2Binoで 2)が実現でき、1)についてはマンフロットのアダプターで一部可能となりましたが、今後Bj-100RBFをいかに容易に素早くF2Binoに装着するか工夫しようと思っています。今のところアリガタ・アリミゾプレートの使用を考えています。これが実現できればほぼ100%のものとなるでしょう。

今まで、自作木製鏡筒の15cmドブソニアン(ハレー彗星回帰の頃)、自己研磨の15cm、fl=900mm反射+90S赤道儀など、少なからぬ変遷を経てきましたが、どれも満足のいくものではありませんでした。ただ、もの造りについては元来好きなもので満足していましたが。今回のF2Binoは、何といってもこの10年来の望みを一挙に実現させ(解決させ)てくれたものと思います。

2月にショールームで購入持ち帰って以降、時間の許す週末の天候が思わしくなく観望機会が充分とはいえませんが、今は今後のF2Binoの活躍にワクワクしているといったところです。

星を知らないでも見ることができる、星を憶えようとしても憶えられぬ自分でもスカイツアーで容易に導入できる、スムーズな動作で安定した状況で星を見ることができることに、48才の心がワクワクしています。


山口県下関市 相川和之(Kazuyuki Aikawa,Shimonoseki-shi,Yamaguchi)


・・・相川さんから続報をいただきました。


前回のレポートではアリミゾ・アリガタによるセッティングのスピード化を、と書いておりましたが、レポート直後のテレビュー・ジャパンからの電話によるアドバイスによりアリミゾ・アリガタは中止とし、マンフロットのスライディングプレート#357を使用することとしました。(別添、写真参照*

何故にこのような方法を採ったのかと云えば、F2Bino付属のスペーサーでは取り付け穴が探しづらく搭載に少々苛立つことと、付属の取付けネジでは締め付けが充分なものとはならない(ガイド中に双眼鏡が動いてしまうことがある)と感じたからです。このことは、2月11日の店頭でも聞かされていたように記憶していますが、この点は改善の余地があると思います。動いてしまえば初期設定からやり直しとなり、折角のSkyTourとF2Binoのすばらしいコンビにケチがつきます。

スライディングプレート#357の取り付けのための若干の工作について書いておきます。#357付属の締め付けノブでは取付位置の関係で締め付けができません。そこで写真*の如く締付けネジを自作し、F2Binoの1箇所に穴(8.5ミリ径)を開け六角レンチで締め付けることしました。

さらに三脚もより軽量化するため手持ちのハスキー3段に変更し、固定されている雲台をエレベーターパイプ上部で切り離し、真鍮製のネジヘッドを取り付け、マンフロットの#225六角プレートアダプターをねじ込みました。これでワンタッチでF2Binoが三脚にセットできます。

スライディングプレートは微妙なバランスも取れるため、セッティングのスピード化と併せてほぼ満足なものとなりました。現在、F2Binoの木製ケースを製作中です。出来上がった折りには写真を送ってみようかと考えております。


・・・相川さんからいただきました続々報です。

「販売を終了いたしました」となってしまったF2Binoについての第3報です。
報告の時期は失していますが、他のF2の参考になればと送らせていただきます。


こよなく愛するF2Binoを、納得できる状態で使用できるよう悪戦苦闘した、その後の報告です。
F2ビノその1
三脚 (ハスキー3段) のエレベーターパイプ上部に取り付けたマンフロットの#225六角プレートアダプターは、底部分を削り落として真鍮製のネジヘッドに取り付け、スマートな外観?としました。


その2F2ビノと双眼鏡
F2Binoに取り付けていたスライディングプレート#357は、六角レンチで締め付けねばならず、工具レス、ワンタッチ取り付けとするために、一度は諦めたマンフロットの#225六角プレートアダプターを使用することとしました。#225アダプターは重心位置 (高さ) を確保するために、上記と同様に底部分は削り落として高さを低くして取り付けました。
双眼鏡 (Bj-100RBF) の三脚取り付け台座は、付属品では前後のバランスが取れないため、硬質ジュラルミンをフライス盤加工をしてバランスの取れるものを自作しました。

これで、工具レス、ワンタッチ装着が実現しました。
現在までのところ、自信作です。


・・・相川さんからいただきました続々々報です。

その後にRadian 8mm も購入し、5年前に直接お店で購入したF2Bino & スカイツアーの仲間が増えましたので、再び勝手な報告をさせていただきます。

今までは、三脚 (ハスキー3段) を改造したものに F2Bino を取り付けていましたが、10数年前に手に入れていたポールスタンド (ジュラルミン製) を引っ張り出して活用することとし、ポールヘッドを知人に加工してもらい (費用はゼロ!)F2Binoを取り付けました。

写真でお分かりかと思いますが、ポールは反射鏡筒用なので高さが 85cm 位しかありません。しかし、光軸がエバーブライトダイヤゴナルで直角となることと、覗く時には椅子を使用するので丁度よい高さ?のようです。

F2Bino (双眼鏡用) には、もともとワンタッチ取り付け用にとマンフロットの#225六角プレートアダプターを取り付けていましたので、宮内BJ-100RBF と同様にBORG にも六角プレートを取り付け、ワンタッチで交換できます。両者の光軸は合わせて六角プレートを取り付けていますので、両者を交換しても視野に見える観望対象は不変 (勿論、倍率は変わります。) です。

やはりポールスタンドの安定性は、三脚に優ります。少々ハスキー3段の立場が薄れたような気もしますが、持ち運びは断然、三脚に軍配が上がります。ハスキーのためにも使い分けようと思っています。

メガネを使用する私にとってのラジアンは、特にそのハイ・アイが、そしてウルトラ・シャープは望んだとおりです。


山口県下関市 相川和之(Kazuyuki Aikawa,Shimonoseki-shi,Yamaguchi)

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