スタースプリッター レポート

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スタースプリッター


スタースプリッターコンパクト II 37 / F4.5モデル


それまで使っていたのは20cmシュミカセ+赤道儀+スカイセンサーでしたが、周囲の大口径に影響され次の機種を検討した結果SSC-U37cmに決定。発注後、半年かかって納品されました。届いてみて箱の大きさにビックリ!しかし、開梱して組み立ててみると、やはり、そのコンパクトさに安心しました。天頂を向けても身長173cmの私にちょうど良い接眼部の高さ。また、トップリングがミラーボックスに収納できるのも小さな車には助かります。この大きさには、家内も大喜びしています。なにしろ、脚立に上るのを怖がりますから。
いままで自動導入に頼っていたので、一番不安だった手動導入ですが、大きめな対象ならばテルラドファインダーとアイピースにはNagler Type5−31mmを付けて1.54度の視界の中に入ってきます。やはり、F4.5の短焦点が効いてきますね。これにOVフィルターを付けて見た網状星雲は絶品だと思います。小さ目の対象の時には、8cmの正立ファインダーを併用して導入しています。
動きの良さも予想通りにスムーズで、リバウンド等はありません。Zambuto Optics社のミラーも素晴らしい仕上がりのようです。仲間からも、高評価を得ています。37cmもの口径が、こんなにも手軽に扱えるとは。赤道儀では考えられないですね。とても、日本向きなサイズではないでしょうか。その反面、あまりの覗きやすさにいつのまにか人の列が出来ていて、オーナーがじっくりと見られないという悩みもありますが、、、。(笑)
これから高度が上がってくる木星・土星。秋からは抜けの良い空での銀河巡りなど楽しみが増えて週末は寝不足になりそうです。

埼玉県川越市 春日 靖(Yasushi Kasuga, Kawagoe-Shi,Saitama)




スタースプリッター II L32 / F4.8モデル


先週の土曜日も富士山五合目で観望した。雲海の上で星を見ることができたので下からの街明かりもなく、また空の状態も比較的良かったので土星面も良く観察することができた。空のよい状態で見る私の望遠鏡(* スタースプリッターUL32/F4.8)は、たいへん満足の行く性能だ。パンオプティック35mmで視野いっぱいに広がるバラ星雲を見る。写真などで見るりっぱな赤い花びらのそれと違って、薄くて淡いあわい色の花びらだ。ベール星雲は細い糸を織った帯のようで、馬頭星雲も容易に確認することができた。オリオン大星雲などは言葉では表わせないほどの濃淡を見せてくれる。うさぎ座の球状星団もきれいに分解していた。

自分の眼で見ることに悦びを感じる望遠鏡を手にできたことを幸せに思う。


神奈川県海老名市 森崎泰彦(Yasuhiko Morisaki,Ebina-shi,Kanagawa)



スタースプリッター II L40 / F4.7モデル


大口径を目的に買ったのだからそれなりに見えるのは当然でしょうが、期待に違わず良く見えてる。以前使っていたシュミカセの20cmからスタースプリッターの40cmに変えて、まず感じるのは暗い天体まで容易に見ることができること。例えば、M101を見ているとすぐ横にNGC5474、NGC5473がはっきりと見える。また、M22、M28を見ていてちょっと望遠鏡を振ると小さな球状星団(NGC6642、NGC6638等)が多数見える。20cmでも意識してみれば見えるだろうが、40cmでは、見えて当然と言った感じで見えている。やはり、望遠鏡は口径が一番と感じている。
春、秋の銀河散歩が楽しみだ。

ミラーはNOVAを選んだのだが、期待以上に良く見えている。シュミカセではどうしても星像が甘かったのだが、きわめてシャープに見えている。上記の小さな球状星団に高倍率をかけてみると周辺の星の分離が始まり、小さな望遠鏡で見たM天体の球状星団と言った見え方になる。当然、M13やM22を見たときの素晴らしさは筆舌に尽くし難いものがある。
夏の球状星団の観望が楽しみだ。

また、木星を見た時の迫力も物凄いものがあり、衛星の大きさもはっきりとわかる。今シーズンは、衛星の模様にも挑戦してみようかと考えている。

組み立ては極めて容易。また、レーザーコリメーターを買ったので光軸あわせも容易だ。車から出して光軸修正が終わるまでが、大体15分位だろうか。ただ、やはりかなり重く、車との出し入れにはかなり苦労している。また、一番気を使っているのがミラーの取り付け、取り外しだ。ミラーボックスの上の部分の丸い切り抜き部分をもっと大きく出来ないだろうか。ただ、ミラーのサポートは安定していて、光軸調整後は一晩見ていても光軸の狂いはない。

動きはなかなかスムーズ。最初、ドブソニアンは高倍率は無理だろうと考えていたが、とんでもない。木星や火星を400倍位で十分追いかけられる。動き始めのスムーズさ、止めた時の戻りの小ささ等、申し分ない動きだ。

埼玉県狭山市 岡橋卓夫(Tatsuo Okahashi, Sayama-shi,Saitama)